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訪問看護・訪問リハに転職して後悔した理由とその対策|PT/OT/STの失敗しない職場選び

訪問看護・訪問リハに転職して後悔した理由とその対策|PT/OT/STの失敗しない職場選び

「訪問看護・訪問リハに転職したけど、思っていたのと違った…」

「こんなはずじゃなかったのに、どうしよう…」

訪問看護・訪問リハへの転職は、病院勤務とは全く異なる働き方であるため、入職後にギャップを感じるセラピストは少なくありません。

実際に転職した先輩PT・OT・STが「後悔した」と感じたポイントを事前に知っておけば、ミスマッチを防ぎ、満足度の高い転職を実現できます。

この記事では、訪問リハビリに転職したセラピストの声や転職相談の実例をもとに「後悔した理由」を整理しました。

また、それを防ぐための具体的な対策を現役セラピストが解説します。

訪問看護・訪問リハ転職で「後悔する人」と「満足する人」の違い

訪問看護・訪問リハへの転職で満足しているセラピストと、後悔しているセラピストには、明確な違いがあります。

【満足している人の特徴】

  • 訪問看護・訪問リハの働き方を事前にリアルに理解していた
  • 複数のステーションを比較して選んだ ✓ 見学・面談で具体的な質問をしていた
  • 教育体制・サポート体制を重視していた

【後悔している人の特徴】

  • イメージだけで転職を決めた
  • 求人票の給与だけを見て応募した
  • 1社目で即決してしまった
  • 面接で条件面を詳しく確認しなかった

転職後の満足度は、「事前にどれだけリアルな情報を集められたか」で大きく変わります。

【後悔した理由TOP5】実際の失敗事例と対策

後悔理由① 想像以上に一人での判断が求められる

【後悔の声】

「病院では先輩に相談できたのに、訪問中は一人。利用者の急変時にどう対応すべきか分からず、パニックになった。」(PT・経験2年)

「利用者の状態が悪化しても、すぐに相談できる環境がなく、不安で仕方なかった。」(OT・経験3年)

【なぜ後悔したか】

・病院のように常に先輩が近くにいるわけではない

・利用者宅では「その場で判断」を求められる

・緊急時の対応に慣れていなかった

【対策】

✓ 入職前に同行訪問の回数・期間を確認 → 最低2〜3ヶ月の同行期間があるステーションを選ぶ

✓ 緊急時の連絡体制を確認 → 訪問中でもステーションに電話相談できるか

✓ 段階的に独り立ちできる教育制度があるか → いきなり一人で訪問させるステーションは避ける

後悔理由② 移動時間・記録時間が予想以上に多い

【後悔の声】

「1日5件訪問だけど、移動と記録で実質10時間労働。想像以上に疲れる。」(PT・経験4年)

「訪問記録が溜まって、結局残業が増えた。病院より楽だと思っていたのに…」(ST・経験2年)

【なぜ後悔したか】

・訪問件数だけを見て、移動・記録時間を考慮していなかった

・訪問看護・訪問リハの「見えない業務時間」を理解していなかった

【対策】

✓ 1日のスケジュールを具体的に確認 → 訪問件数、移動手段、記録時間の実態を聞く

✓ 訪問エリアの範囲を確認 → 移動時間が長すぎないか(目安:1件あたり移動15分以内)

✓ 記録システムの確認 → 電子カルテ・タブレット入力など、記録の効率化がされているか

後悔理由③ 利用者・家族との人間関係が難しい

【後悔の声】

「利用者の家族から理不尽なクレームを受け、精神的に辛かった。病院と違って逃げ場がない。」(OT・経験3年)

「利用者との距離感が難しく、プライベートな話題をどこまで聞くべきか悩んだ。」(PT・経験5年)

【なぜ後悔したか】

・利用者宅という「密室空間」でのコミュニケーション

・家族の介護負担・ストレスを受け止める場面が多い

・病院のようにその場に医療チームがいないため、まずは一人で対応する場面が多い

【対策】

✓ 困難事例への対応体制を確認 → クレーム対応は管理者が対応してくれるか

✓ 定期的なカンファレンスがあるか → 他職種と連携し、一人で抱え込まない体制

✓ メンタルサポート体制の有無 → 定期面談、相談窓口があるステーションを選ぶ

後悔理由④ 教育体制が整っておらず、放置された

【後悔の声】

「入職初日からいきなり一人で訪問させられた。教育どころか、マニュアルすらなかった。」(PT・経験1年)

「先輩が忙しすぎて質問できる雰囲気じゃなく、孤独を感じた。」(OT・経験2年)

【なぜ後悔したか】

・「即戦力」前提で採用され、教育がなかった

・人手不足で教育する余裕がないステーション

・新人教育の仕組みが整備されていない

【対策】

✓ 新人教育プログラムの有無を確認 → 同行訪問の期間、研修制度、マニュアル整備

✓ 先輩セラピストの人数を確認 → 1人ステーションは教育体制が弱い可能性

✓ 見学時に「新人教育」について具体的に質問 → 曖昧な回答のステーションは要注意

教育体制が整っている訪問看護ステーションでは、同行訪問やカンファレンスなどのサポート体制があり、未経験の方でも安心して訪問リハビリを始めることができます。

後悔理由⑤ 給与・待遇が求人票と違った

【後悔の声】

「月給35万円と書いてあったが、実際はみなし残業込みで、基本給は25万円だった。」(PT・経験4年)

「オンコール手当が求人票に書いてなかったが、実際は月10回も当番があった。」(ST・経験3年)

【なぜ後悔したか】

・求人票の「見かけの給与」だけを見て判断

・みなし残業・オンコール手当の内訳を確認しなかった

・昇給・賞与の実態を聞かなかった

【対策】

✓ 給与の内訳を必ず確認 → 基本給、各種手当、みなし残業の有無

✓ オンコール対応の頻度・手当を確認 → 月何回?手当はいくら?

✓ 昇給・賞与の実績を聞く → 過去の実績を具体的に質問

転職前に確認すべき「失敗しないチェックリスト」

以下のチェックリストを活用し、転職前に必ず確認しましょう。

【教育・サポート体制】

□ 同行訪問の期間は最低2ヶ月以上あるか

□ 新人教育プログラム・マニュアルは整備されているか

□ 困った時に相談できる先輩・上司はいるか

□ 定期的な勉強会・カンファレンスがあるか

【業務内容・働き方】

□ 1日の訪問件数・スケジュールは現実的か

□ 移動手段・訪問エリアは明確か

□ 記録システムは効率化されているか

□ オンコール対応の頻度・手当は明示されているか

【給与・待遇】

□ 基本給と各種手当の内訳は明確か

□ みなし残業の有無と時間数は確認したか

□ 昇給・賞与の実績は確認したか

□ 交通費・ガソリン代は全額支給か

【職場環境】

□ セラピストの人数・職種構成は確認したか

□ 離職率・平均勤続年数は確認したか

□ 見学時の雰囲気は良かったか

□ 管理者・先輩の対応は丁寧だったか

こんなステーションは要注意!見極めるべき危険信号

以下の特徴があるステーションは、入職後に後悔するリスクが高いため注意が必要です。

【危険信号①】「即戦力」「すぐ独り立ち」を強調

→ 教育体制がない可能性

【危険信号②】給与が相場より明らかに高い

→ みなし残業、過剰なオンコール負担の可能性

【危険信号③】面接で条件面の質問を嫌がる

→ 隠したい労働条件がある可能性

【危険信号④】セラピストが1〜2人しかいない

→ 教育・相談体制が弱い可能性

【危険信号⑤】見学時の雰囲気が悪い

→ 職場の人間関係に問題がある可能性

【危険信号⑥】離職率を教えてくれない

→ 離職率が高く、定着しない職場の可能性

まとめ

訪問看護・訪問リハへの転職は、「事前にどれだけリアルな情報を集められるか」が成功の鍵です。

参考・参照情報

厚生労働省 介護サービス情報公表システム|訪問リハビリテーション
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/care_services_guide/care_services_guide_service05.html

厚生労働省|労働条件の明示|しっかり学ぼう!働くときの基礎知識
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/study/roudousya_roudoujouken.html

日本理学療法士協会|理学療法士を知る
https://www.japanpt.or.jp/about_pt/

日本作業療法士協会|作業療法士とは
https://www.jaot.or.jp/ot_job/

日本言語聴覚士協会|言語聴覚士とは
https://www.japanslht.or.jp/what/

この記事を監修した人

監修者 理学療法士 桑本和実

監修者

桑本和実

理学療法士

専門分野

神経疾患(脳卒中、パーキンソン病等の神経難病等)、徒手療法、呼吸器リハビリテーション、急性期リハビリテーション、生活期リハビリテーション

監修者

理学療法士 桑本和実

専門分野:神経疾患(脳卒中、パーキンソン病等の神経難病等)、徒手療法、呼吸器リハビリテーション、急性期リハビリテーション、生活期リハビリテーション

プロフィール:2020年 福岡医健・スポーツ専門学校 理学療法科 卒業 同年 藤田医科大学病院 入職 2023年 メディカルライナーズ訪問看護ステーション 入職

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